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4.無効噴射時間補正

インジェクターは簡単に言えば、電気的に開閉するノズルです。
正しく動くためには、決められた正しい電圧が必要です。
正しい電圧で動いた場合でも構造的には、電磁弁なので実際にスイッチが入り、インジェクターが開いて噴射するまでには多少のタイムラグがあります。
これを「無効噴射時間」と言います。「無効噴射時間」は電圧により変化します。
全てのインジェクターは、このような特性なのでバッテリーの状態や発電機能の低下などにより、供給される電圧が変わった場合インジェクターに噴射指令が出て実際に噴射するまでの時間のズレが変化してしまいます。電圧が変化すれば同じMAPでも噴射量が変わってしまいます。
また、純正以外のBIGインジェクターを使う場合も、インジェクターによっては無効噴射時間が違う場合があります。(例⇒一般的に大型になれば無効噴射時間は大きくなる)
このような事にならないように補正をかけて一定条件にする為の無効な時間分増量する補正の設定です。
設定は、無効噴射時間の補正値を電圧毎に行います。入力値はμsです。
※ 例⇒9vまで落ちた場合、800μs増量  12vでだいたい380μs増量 
 16.5vまで上がってしまった場合、280μs増量など・・・
※ どのようなインジェクターでも無効噴射時間設定は必ず必要です(0設定はありえない)
 (どんなインジェクターでも無効噴射時間は有ると言う事です)
※ どのような供給電圧でも補正は必ず必要です。(12vだと要らない・・などは無い)
※ 純正以外のインジェクターの場合、販売/製造メーカーにお尋ね下さい。

無効噴射 補正方法

①変更例
変更したい箇所を直接クリックしながら上下させ、値を変更します。

無効噴射 書き込み方法

値変更が終わりましたら
画面上部メニューの「Semi-Full」→「Default-無効噴射 書き込み」を選択します。

2.アイドリングエリア設定/始動行程3.アイドリングエリア補正TOPに戻る5.メイン噴射MAP作成