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6.加速ポンプ設定/加速増量設定

ベースMAPのままだと「急激にアクセルを開けた」場合、一時的に空燃比が薄くなります。
そこで、アクセルを素早く開けた瞬間に非同期で1回増量噴射を行います。(加速ポンプ増量)
増量幅は、加速ポンプで最大3000μsです。
設定は、アクセルを開ける早さ=時間と、どの位アクセル開度が変化したか?で噴射を決定します。

例 ガバッ!と開けた時だけ噴射したい⇒0.1秒設定
0.1秒~0.9秒まで設定可能です。
0.9秒に設定した場合かなりゆっくりアクセルを開けても反応する事になります。

次に増量噴射する「噴射量」を設定します。
最後に加速ポンプの回転数による影響率を設定します。
通常は高回転になるほど影響率は低下します。 (8000回転などで加速ポンプ噴射すると流石に濃くなりすぎます。)
必要に応じて変更したい箇所を直接クリックしながら上下させ、値を変更します。

次に加速増量です。
エンジン回転1行程中にアクセル開度がどの位変化したか?により一定量の燃料を増量噴射していきます。
通常は変化率0~20%で約1000μs~1500μsの燃料を増量して噴射させます。最大3000μsまで増量可能です。

例 高回転時にアクセルを「ガバッ!」と開けた場合、クランク1回転毎に瞬間的に見るとアクセル変化は、10%~15%位開けた所で1回転してしまいます。
次の1回転でも同じ位で全開するまでのほんの一瞬にクランクは、数回転してる事となり、その間増量補正して空燃比が下がらない様に補正して行きます。
パソコンソフトのグラフを必要に応じて、変更したい箇所を直接クリックしながら上下させ、値を変更します。

加速ポンプ/加速増量の必要な修正が終わりましたら、
上部メニューの「Semi-Full」→「加速ポンプデータ書き込み」を選択し書き込みを行います。

加速ポンプデータ 修正方法

①加速ポンプ機能のON/OFF

②加速ポンプ

アクセル急開反応タイミング入力

③加速増量機能のON/OFF

上部メニューの「Semi-Full」→「マップ吸い出し」→「加速ポンプ・加速増量」を選択します。
変更したい箇所を直接クリックしながら上下させ、値を変更します。

加速ポンプデータ 書き込み方法

必要な修正が終わりましたら、上部メニューの「SEMI-FULL」→「加速ポンプデータ書き込み」を選択し、書き込みを行います。

5.メイン噴射MAP作成TOPに戻る7.エンジン温度補正