EASYモード

ノーマルECU点火時期に対して進角/遅角設定ができるEASYモードを使い設定します。
ノーマル点火時期をベースに「変更したい所だけ」書き込むMAPです。入力値は、進角(遅角)させたいクランク角度になります。
「+2度」の入力値の場合、ノーマルECUの今の点火時期よりクランク角度が上死点から見て「2度早く」点火するという意味です。
また、点火MAPを1から製作できるPROモードに切り替えて使用する事も可能です。

Semi-Full EASYドエルタイム調整

ドエルタイムとは

トランジスタ点火の場合、点火前にコイルに対し通電を行います。この通電時間をドエルタイムといいます。
通電時間後、通電をやめたところが点火時期となり、点火時期から上死点までの角度が点火角度(進角値)となります。
ドエルタイムはアクセル開度に関係しないので、設定はエンジン回転毎となります。設定を変えることにより大きな点火パワーを引き出します。強化コイル/BIGコイル等の性能をフルに引き出すことが出来ます。
ドエルタイム調整画面では、ECUが出力したドエルタイムを縮めたり、伸ばしたりすることが出来ます。

ドエルタイム調整画面

点火時期調整画面の右上右から2つ目の 画面上矢印上下ボタンをタップすると下のメニューが現れます。

ドエルタイム調整をタップするとドエルタイム調整画面が表示されます。
左上矢印で点火時期調整画面に戻ります。

ドエルタイム調整画面

設定したいところをタップすると数字キーが表示され、直接数字を入力することが出来ます。
下の数値が上のグラフに反映します。

※ドエルタイム調整データは点火調整データと一緒に管理されています。データ保存、データ読み出し、Semi-Fullから吸出、書込み、照合等は点火調整データのSemi-Fullとのデータとのやりとりで同時に行われます。点火調整データの書込みを行うとドエルタイム調整データも同時に書込みされるのでご注意ください。独立させることはできません。
※ドエルタイムの調整は、強化点火コイルなどへ交換した場合などに有効です。ドエルタイムを長くしすぎると、コイルの発熱が大きくなり故障の原因になります。短すぎると通電不足となりますので変更にはご注意ください。