Semi-Full EASYエンジン温度燃料補正

エンジン温度燃料補正とは

エンジン温度センサー(水温センサー)からの入力値で補正をかけます。
基本的に設定適温(チューニングの内容にもよりますが、基本動作温度を70〜90度などに想定します。)より「低温」の時は燃料をMAP値より多く(%設定で増量設定可能)します。 これにより、早くエンジンが温まり、早く想定温度に達するようにします(低温度燃料補正)。
次に想定した基本温度領域に達すると補正をやめて本来の空燃比で走らせます。 今度は、その温度を超えると「高温」エンジン保護の観点から大きく増量して、燃料により過度に空燃比を濃くして燃焼温度を下げる・・・または回転が上がらないようにして温度を下げさせる目的で出力低下を狙い減量させる事も設定可能です。必要に応じて設定を変更します。
この機能を利用して「エンジン温度によるリミッター」を掛ける事もできますし、エンジンダメージを想定の上で補正カットのレースセッティングも可能です。
MAP全体に補正が掛けられるので、裏技的に「全部を意図的に補正」して簡易的にMAP全体を濃くしたり薄くしたり出来ます。

エンジン温度燃料補正画面

上部メニューについてはこちら

上部メニュー、左から2番目の画面右上、左から2番目グラフボタンをタップし、エンジン温度燃料補正をタップするとエンジン温度燃料補正画面に変わります。

エンジン温度燃料補正画面

下の数値が上のグラフに反映します。
入力したいところをタップすると数字キーが表示され、直接数値を入力することが出来ます。
※ここで数値を変更しただけではSemi-Fullには反映されません。メニューから「Semi-Fullへ無効噴射時間を書込」を行う必要があります。

メニュー

上部メニュー、右から2番目の 画面上矢印上下ボタンをタップすると下のメニューが出ます。
SemiFullが接続していれば Semi-Fullの切断 と表示、接続していなければ Semi-Fullに接続 と表示されます。

詳細を表示

詳細を表示 コメントを入力できます。

現在のデータのコメントを入力することが出来ます。コメント部分をタップするとキーボードが表示され、文字が入力出来ます。右上 画面上保存ボタン保存ボタンで保存します。

エンジン温度燃料補正を開く

エンジン温度燃料補正マップ一覧表示

保存したデータの一覧を表示します。
一覧の中からデータ名を選んでタップするとそのデータが読み込まれて表示され、編集することが出来ます。

長押しでメニューが右側に表示 データ削除 確認画面

また、データを削除することも出来ます。
削除したいデータを長押しするとメニューが右側に表示されます。メニューから削除をタップしてOKでデータを削除します。キャンセルで削除せず戻ります。

エンジン温度燃料補正を保存

名前を付けて保存 上書き保存か名前をつけて保存

現在のデータに名前を付けて保存します。データ名を入力してOKで保存します。
すでに保存されたデータの場合、上書き保存か名前をつけて保存するか選択することができます。

プリセットエンジン温度燃料補正を新規読込

新しくデータを作成する時に使用

新しくデータを作成する時に使用します。Defaultをタップします。

Semi-Fullとエンジン温度燃料補正を読出

ENIGMA Semi-Fullからデータを読出

Semi-Fullから補正データを読み込みます。

Semi-Fullとエンジン温度燃料補正を書込

ENIGMA Semi-Fullへ現在のデータを書込み

現在のスマホ上のデータをSemi-Fullへ書き込みします。

Semi-Fullとエンジン温度燃料補正を照合

現在のスマホ上のデータとSemi-Full内のデータを照合します。
立ち上げたアプリとENIGMA Semi-Full内の点火モードが異なる場合、確認メッセージが表示されます。
点火モード設定画面から点火モードを変更してください。

Semi-Fullに接続(未接続時表示)

Semi-Fullに接続する時に使用します。
このメニューを選ぶとBluetoothペアリングしたSemi-Fullが一覧で表示されます。お使いのSemi-Fullをタップすると接続します。接続前に必ずアクセル全開でバイクのキーをオンにしてSemi-Fullを通信モードにしてください。

Semi-Fullと切断 (接続中表示)

タップすることで接続を切断します。
※設定後、エンジンをかけたまま通信を切断した場合、一時的にSemiFullに第三者が通信出来る状態になります。この様な事態を防ぐため、一度キーOFFにして改めて通常モードで始動させて下さい。SemiFullは通信モード以外の方法でキーONしても電波を発しない為、内部データにアクセスは出来なくなります。