Android版
ENIGMA SemiFull EASYモード
アプリ操作マニュアル
SemiFull EASY加速ポンプ設定/加速増量設定
加速ポンプ設定とは
ベースMAPのままだと「急激にアクセルを開けた」場合、一時的に空燃比が薄くなります。
そこでアクセルを素早く開けた瞬間に非同期で1回増量噴射を行います。(非同期噴射)
増量幅は加速ポンプで最大3000μs。
設定は、アクセルを開ける早さ=時間と、どの位アクセル開度が変化したか?で噴射を決定します。
アクセルONタイミング
アクセルを素早く開けるタイミング設定します。
例. ガバッ!と開けた時だけ噴射したい⇒0.1秒設定
0.9秒に設定した場合、かなりゆっくりアクセルを開けても反応する事になります。
0.1〜0.9秒まで設定可能。設定時間が短いと変化量が少ないところを読んでしまいます。設定時間が長いとアクセル変化についていきません。
アクセル開度毎の加速ショット噴射量設定
加速ポンプの噴射量をスロットル変化率毎に設定します。
前述のアクセルONタイミング時間範囲内で変化したアクセル開度の一瞬の噴射量を決定します。通常はスロットルの変化率が大きいほど加速ポンプの噴射量を大きくします。
例.
前述のアクセルONタイミングが0.5秒に設定した場合、0.5秒間にアクセルを20%→80%に変化させた場合、60%の位置を読みます。
エンジン回転毎の加速ショット噴射影響率設定
アクセル開度毎の加速ポンプの噴射量をエンジン回転毎にどれだけ出力するかを設定します。
例. 5000rpmで50%設定の場合、5000回転回っている時に加速ポンプが作動した場合、設定された加速噴射量は半分になると言う事です。
通常は高回転になるほど影響率は低下します。(8000回転などで加速ポンプ噴射すると流石に濃くなりすぎます。)
加速増量設定とは
エンジン回転1行程中にアクセル開度がどの位変化したか?により一定量の燃料を通常の燃料噴射に加え増量噴射していきます。(同期噴射)
通常は変化率0〜20%で約1000〜1500μsの燃料を増量して噴射させます。最大3000μsまで増量可能。
例. 高回転時にアクセルを「ガバッ!」と開けた場合、クランク1回転毎に瞬間的に見るとアクセル変化は10%〜15%位開けた所で1回転してしまいます。
次の1回転でも同じ位で全開するまでのほんの一瞬にクランクは数回転してる事となり、その間増量補正して空燃比が下がらない様に補正して行きます。
加速ポンプ設定/加速増量設定画面
上部メニューについてはこちら
上部メニュー、左から2番目のをタップし、加速ポンプ・加速増量をタップすると加速ポンプ・加速増量設定画面に変わります。
1 加速ポンプの使用
加速ポンプ機能を使うか使わないかを設定できます。チェックをいれることでON/OFFすることが出来ます。
2 アクセルONタイミング
アクセルを素早く開けるタイミング設定です。
アクセルを開ける勢い(スピード/速さ)を数値化して設定します。長押しすると別画面が開き、0.1〜1までの数値を選択できます。
一般的な素早いアクセルONは0.4〜0.5秒位なので自分が人より速くアクセルを開けるか、そうでないかを考えて数値を設定します。数字が小さいと、かなり素早くアクセルを開けた時だけ反応すると言うことです。逆に大きいとどんな場面でもアクセルを開けると加速噴射してしまい、燃料が多すぎて逆に調子を崩してしまいます。
3 アクセル開度毎の加速ショット噴射量設定
下の数値がグラフに反映します。
加速ポンプの噴射量をスロットル変化率のところで設定できます。
増量したいところをタップするとキーボードが開き、設定したい数値が入力できます。
※ここで変更しただけではSemi-Fullには反映されません。メニューから「Semi-Fullへ加速ポンプ・加速増量を書込」を行う必要があります。
4 エンジン回転毎の加速ショット噴射影響率設定
下の数値がグラフに反映します。
アクセル開度毎の加速ポンプの噴射量をエンジン回転毎にどれだけ出力するかを設定します。
増量したいところをタップするとキーボードが開き、設定したい数値が入力できます。
※ここで変更しただけではSemi-Fullには反映されません。メニューから「Semi-Fullへ加速ポンプ・加速増量を書込」を行う必要があります。
5 加速増量の使用
加速増量機能を使うか使わないかを設定できます。チェックをいれることでON/OFFすることが出来ます。
6 噴射回毎のスロットル変化に対する燃料増量設定
下の数値がグラフに反映します。
エンジン回転1行程中にアクセル開度がどの位変化したかにより一定量の燃料を増量設定できます。増量したいところをタップするとキーボードが開き、設定したい数値が入力できます。※アクセル開度2.5%未満は不感帯としていますので、0%のところに数値を入力しても設定は無効になります。
※ここで変更しただけではSemi-Fullには反映されません。メニューから「Semi-Fullへ加速ポンプ・加速増量を書込」を行う必要があります。
メニュー
上部メニュー、右から2番目のをタップすると下のメニューが出ます。
SemiFullが接続していれば Semi-Fullの切断 と表示、接続していなければ Semi-Fullに接続 と表示されます。
詳細を表示
現在のデータのコメントを入力することが出来ます。コメント部分をタップするとキーボードが表示され、文字が入力出来ます。右上保存ボタンで保存します。
加速ポンプ・加速増量を開く
保存したマップデータの一覧を表示します。
一覧の中からデータ名を選んでタップするとそのデータが読み込まれて表示され、編集することが出来ます。
また、データを削除することも出来ます。
削除したいデータを長押しするとメニューが右側に表示されます。メニューから削除をタップしてOKでデータを削除します。キャンセルで削除せず戻ります。
加速ポンプ・加速増量を保存
現在のデータに名前を付けて保存します。データ名を入力してOKで保存します。
すでに保存されたデータの場合、上書き保存か名前をつけて保存するか選択することができます。
プリセット加速ポンプ・加速増量を新規読込
新しくマップデータを作成する時に使用します。Defaultをタップします。
Semi-Fullと加速ポンプ・加速増量を読出
ENIGMA Semi-Fullからマップデータを読み込みます。
Semi-Fullと加速ポンプ・加速増量を書込
現在のスマホ上のマップデータをSemi-Fullへ書き込みします。
Semi-Fullと加速ポンプ・加速増量を照合
現在のスマホ上のマップデータとENIGMA Semi-Full内のマップデータを照合します。
立ち上げたアプリとSemi-Full内の点火モードが異なる場合、確認メッセージが表示されます。
点火モード設定画面から点火モードを変更してください。
Semi-Fullに接続(未接続時表示)
Semi-Fullに接続する時に使用します。
このメニューを選ぶとBluetoothペアリングしたSemi-Fullが一覧で表示されます。お使いのSemi-Fullをタップすると接続します。接続前に必ずアクセル全開でバイクのキーをオンにしてSemi-Fullを通信モードにしてください。
Semi-Fullと切断 (接続中表示)
タップすることで接続を切断します。
※設定後、エンジンをかけたまま通信を切断した場合、一時的にSemiFullに第三者が通信出来る状態になります。この様な事態を防ぐため、一度キーOFFにして改めて通常モードで始動させて下さい。SemiFullは通信モード以外の方法でキーONしても電波を発しない為、内部データにアクセスは出来なくなります。